デジタル部門必見!小売業が取り組むDX事例
目次[非表示]
- 1.小売業界の現状
- 2.DXが小売業に必要な理由
- 3. 小売業のDX事例
- 3.1.■カメラ分析
- 3.2.■ダイナミックプライス
- 4.-小売業にDXは必要不可欠
小売業界の現状
人口減少などによる国内需要の伸び悩みや、新型コロナウイルス感染症拡大による生活様式の変化により、小売業を取り巻く市場環境は大きく変化してまいりました。
環境の変化に併せて、他業界に比べて小売業もDX化への取組が進んでおり、人々の生活に大きな影響を与えております。
DXが小売業に必要な理由
小売業の内情は日々刻々と移り変わっていきます。インターネットの登場によりECサイトの導入が進み、様々な決済サービスに合わせたシステムを導入する企業も日々増加しております。
そうした中で、最も重要なことは顧客ニーズへの対応です。スマートフォンが普及し、自宅から気軽に商品検索・購買が行えるようになった現代では、商品だけではなく、購買体験を求める傾向に顧客ニーズは変わってきました。
こうした変化に対応するため、顧客、市場、業界の情報収集・分析において必要不可欠なのがDXです。
小売企業は、マーケティング、販促、在庫管理など、あらゆる業務においてアナログ業務からデジタル化に切り替えることができるか否かの二極化傾向にあり、日々移り変わる顧客のニーズに対応するための情報分析・活用するため、DXが小売業に必要となります。
小売業のDX事例
DX化の進む小売店では、店内にシステムや機器が設置されていることがよくあります。具体的にどのような内容のシステムが利用されているのか一部事例を紹介していきます。
■カメラ分析
顧客のニーズに対応するための第1歩として、売場での購買行動を把握することが重要となります。従来は売上だけで判断をしている小売業様も多かったですが、事前に商品を調べて来店されるお客様も増えたため、
「来店されたお客様が店内でどんな行動をしたのか?」「滞在時間と売上に関連性はあるのか?」「チラシと関連のある売場に変化はあったのか?」など、日々の購買行動の変化を迅速に察知することが重要となります。そうしたニーズを把握するため、店内にAIカメラを設置しMDに活用したり、商品棚を計測することで、在庫管理に活用する小売企業も増加しております。
■ダイナミックプライス
従来、ECで買う人・店舗で買う人は明確に別れておりましたが、昨今では併用する事が当たり前になっておりOMO戦略に向けてDXを取り入れている企業も多いです。
そのひとつのDX例がダイナミックプライシングであり、値札の表記を店頭・ECともに市場環境に併せて適切な価格に変更することができます。これにより、「ECの方が安い」などの声も減少し、店舗スタッフが値札を取り換える必要がなくなります。張り替えの人件費だけでなく、印刷にかかるコストも削減することが出来るため、多くの小売企業での導入が進んできております。
-小売業にDXは必要不可欠
セルフ店舗・商品を変えないショールーム型の店舗も増えていき、業態毎に店舗のあり方も見直されつつあります。これも、小売業が日々移り変わる顧客ニーズに対応した結果であり、膨大な顧客情報を収集・分析・活用するためDX化が必要不可欠となるため、対応できるかどうかが、小売業界で生き残っていくために重要となります。
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